トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第160話

四月一日と百目鬼は小羽に料理の入ったお重を貰い、占い屋のおばあさんの家を発とうとしていた。
「また料理教えてね。」
「うん。小羽ちゃんすごく上手だから。お母さんにも食べてもらえるようになるといいね。」
四月一日のその言葉に小羽は微笑んだ。
 
百目鬼は小羽がおばあさんの家で暮らすこと許してもらえたのは、何度も小羽とおばあさんで説得したからだと言った。
「それより、あの風船を母親にあげたこと気にしてたぞ。四月一日がピンチな時に助けて上げられるかもしれなかったのにって。」
四月一日はあれは小羽にあげたものだからいいんだと言う。
「それに、」四月一日は言う。
いままでここにいちゃいけないと思っていたけれど、自分が記憶が無くても周りの人たちが覚えていてくれればここにいてもいいんだと思った、と。