トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第161話

「その決心は変わらないのか?」
百目鬼は四月一日に尋ねた。百目鬼の脳裏にあるのは『もうひとつの卵』を渡された時の事があった。
四月一日は変わらない、と言う。
「また頭殴打したんじゃないかとか言うんじゃないだろうな」「違う」そんなやり取りをしつつ、侑子の店に着いた。
扉を開けた瞬間、風呂上りの侑子が玄関で待っていた。
侑子は四月一日に酒の用意をするように言い、四月一日はモコナと共に台所へと向かった。
台所でモコナは四月一日の肩に乗り、言う。
「侑子が言ってた。記憶には二つあるって。心の記憶と体の記憶。心が覚えて無くても体が覚えていることもあるって。」
四月一日は微笑み、ありがとうと言った。
酒を侑子たちの元へ向かう途中、玄関に女が入ってきた。
「ここ、お店だって聞いたんですけど。」