羽根は小羽ちゃんの祓う力となっていたという。羽根は傍にいるものを力があるから、と。
小羽は元々霊を見ることは出来たけど、祓うことはできなかった。だから四月一日とは心が近い。
「でも、サクラ姫の記憶の羽根が飛び散った時期と小羽ちゃんが羽根得た時期は違う。」
そう、時空が崩れてきているのだ。
侑子の店は、かつて侑子に願いがなかった時百目鬼が見た空き地となりかけていた。
そんな時、マルとモロが起き、歪みはとまった。
四月一日と百目鬼が二人と一匹のいる庭へやってきた。
いつものように、ひまわりの言う「漫才」をしている。
それを見て小羽は言った。
「もう、願い叶いはじめてるみたい。今、幸せだもん。」