「なにしてるのあんたたち!」小羽の母は怒り狂う。
卵焼きを食べる小羽を見て「なに食べてるの!殺生したものは食べちゃいけないって言ってるでしょ!」と言って床に落とす。
そんな母に小羽は「生き物を殺すのは悪いことだけどそれを感謝もせずに落とすのはもっと悪いことだと思うけど」
小羽の母はその言葉に逆上し「出てって!」と叫ぶ。
四月一日は小羽の母に話しかけようとするとふと目が眩み目の前に遥が現れる。
「今は来ちゃだめだよ」遥はそう言う。
すると「四月一日!」という声で目覚める。
気付くと小羽の母にお湯をかけられていた。
すぐに百目鬼は四月一日をお風呂場に連れて行く。
二人を見送った小羽は母に言う「母さんが私に何をしようとかまわないけど私の好きな人に何かするのは許せない」
四月一日は目覚めると侑子の店の寝室にいた。
「なんだか最近このパターンが多いわね」と侑子が言う。
「明日百目鬼くんにお礼持ってくんでしょ。あたしにもお裾分けしてよね」「モコナも添い寝してやるからお裾分けしろよな」
四月一日は反論する「持って行きませんしお裾分けしませんよ。」
侑子は少しの沈黙の後「ねえ。私にしてほしいことある?」
すると四月一日は「出来るだけ自分でがんばってみます。」と言った。
「それより侑子さんの願いはないんですか?いつも人の願いを叶えるだけで・・・」そういい終わると四月一日は睡魔に襲われ眠ってしまう。
寝室を出た侑子は呟く「私の願いねえ・・・」