「どうしたのその傷!」四月一日は叫んだ。
どうやらテレビ局の帰りに階段で誰かに押されて落ちたようだった。
それを聞いて四月一日は思わず小羽を抱きしめた。
それをどうして?と問う小羽に四月一日は好きだからだよと言った。
そして小羽・四月一日・百目鬼の3人はリビングに向かった。
「お母さんと二人暮らしだからここ(テーブル)には椅子二つしかないからこれでいい?」と問う小羽根に四月一日は頷く。
辺りを見渡すと小羽の母の服などが散らかっていたり洗っていないお皿がたまっていたりゴミ袋がたまっていたりしていた。
すると電話がかかってきた。それを無視する小羽。
そして電話からは「死ね 死ね 死ね 死ね・・・」
「大丈夫よもう留守電はこれ以上はいらないから」
そういう小羽に四月一日は「大丈夫じゃない!小羽ちゃんは強いかもしれないけど」
そして3人は四月一日お手製の弁当を食べ始めた。
いつものようなやり取りをしている四月一日と百目鬼に小羽は「仲いいね。話してるもん。お母さんはしゃべってるだけだから。」
すると四月一日は「小羽ちゃん俺と話してて楽しい?」
うなづく小羽。
「じゃあ小羽ちゃんとは仲良しだ」
そんなときバンと音がして玄関の戸が開き小羽根の母親が帰ってきた。
「なんなのよ!あのプロデューサー!頭下げれば出すって言ったのに結局出してもらえないじゃないの!今度の特番には出るからね!小羽!」
そして四月一日たちを見た小羽の母は怒り狂った顔をした。