トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第120話

 未来は、絆を信じる
    者にこそ、ある――――――。
目を覚ました四月一日。侑子に聞けば4日間も眠ったままだったという。
侑子は四月一日にひまわりの負った対価を代わりに自分が背負おうとしないのかと聞く。
四月一日はひまわりはこれ以上周りの人が傷ついて欲しくないから対価を負った、それを代わりに背負ってまた傷ついてしまうとひまわりが悲しむから背負おうとしないと言った。
そして四月一日にまた睡魔が襲ってきた。
そんな四月一日に侑子は卵のようなものを渡す。聞けばそれは四月一日が汲んだ水の対価なのだそうだ。
そうして四月一日は目を閉じた――――。
夢の中で四月一日は何かに問い掛けられていた。
これ以上傷つけたくない。
何を?
これ以上あの子を傷つけたくない。
幸せになって欲しい―――――。
そうして四月一日は目を開けた。
卵が乗っていたはず手を見るとそこには一羽のひよこがいた。
侑子はそれは百目鬼のようにひまわりに会って不幸をあてられても無効化する鳥なのだそうだ。
四月一日は静かに微笑んだ。