トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.97 - 少年と姫

天照たちと対面した少年。しかし、その見開いた目は理性を失っている。そして、ついには天照たちにも襲い掛かってくる。少年に対照して天照は冷静な判断、戦術で対抗する。
領主にも期待されるほどの力を持っていた暴走する少年・・・。己を失い鬼となった彼に、忍軍など人の手におえるものではなかった。天照自らが剣を持ち戦いを挑もうとしたそのとき、月読(つくよみ)が背後より声をかけた。
少年の周りは闇に覆われている・・・。その中で月読は術だろうか、手に明るい光を集め始めていた。そのひとつの明るい光は闇に包まれる少年に向かって矢のように放たれた!!
貫かれる少年の左手・・・。月読は少年のそばで声を掛けた、少年の見開いた目は今までの攻撃的な目ではなく、恐怖感に襲われているような目でもあった・・・。