満身創痍で屋敷へ戻った父。帰還の理由は、家宝・銀竜を手にするためだった。
その様子を察した巫女である母は、出陣を前に祝詞をあげる。刀に不思議な力を宿した銀竜を手に、再度出陣する父。少年は、父と共に戦へ出ようとする。が、父は息子の成長を素直に認めると共に、「その強さでおまえの愛するものを守れ」と諭す。
体調が優れぬ母は、父の出陣と共に倒れ込む。が、「戦いの勝利を祈り、結界を守るのが巫女の務め」と祷場へと向かう。
夜更け過ぎ。突然祷場で大きな物音がする。少年がその場に踏み込んだとき眼にした物は…、刃で胸を刺し貫かれた母の姿であった!