トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.70 − もう一人の自分

そこは海の底だろうか?それとも暗闇だろうか?気泡が漂う闇の中、誰かが小狼を呼ぶ声がする。その声に気がつく小狼、そして、その声の主に驚kく!!
次の瞬間、目が覚めた。顔の上に乗っかっているモコナに驚いた。起き上がり窓を開けるとそこには、無機質ながら様々な形にデザインされた建物が聳え(そびえ)立ち広がっていた・・・。部屋の階段を降りると、小狼がなかなか目覚めず最後まで寝ていることに珍しがっているファイ・・・、そう、モコナはファイに頼まれて小狼を起こしにきたのだった。よほど疲れていたのだろう。
サクラと黒鋼がいないことに気がつく小狼。二人は街へパーツを買出しにでたのだった。大きな鳥のような形をした飛行船の・・・。
その飛行船でドラゴンフライというレースに出て優勝商品を必ず手に入れなくてはいけなかった・・・。その商品とは、サクラの羽根だったのだ!!
そのころ、サクラと黒鋼は街でパーツを探していた。お金は黒鋼とファイが夜魔ノ国(やまのくに)で貰った報奨金がこのピックル国(ピッフルワールド)の貨幣に換金できた。
パーツを買うと、店員から「ドラゴンフライレース」に出ることを訊ねられる。レースは危険で、今回の商品のせいで荒っぽいことになりそうだ!との情報を入手した。商品の羽根は町全体の電力を補えるほどのエネルギーを持っているらしい。
店を後にして、車を走らせる黒鋼とサクラ。そのときブレーキの音と同時に目の前に車が飛び出してきた!!衝突寸前で黒鋼も車を止めることが出来た。相手の車の運転手が謝りながら出てきたが、その助手席には、知世姫の姿が!!
 


(注意)
「ピッル国」編は週刊少年マガジン本誌掲載時(2005年第15号)は「ピッル国」と表記されています(単行本化の際に修正)。当サイトの「ストーリー紹介」はマガジン本誌掲載時に随時執筆しているため、一部の記述が元の表記「ピックル国」になっている場合がありますのでご了承下さい。