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第3話−破魔のカタナ

小狼たちの前で繰り広げられる巧断を使った戦い。その戦いに、小狼も巻き込まれる。戦いの中向けられた功断の砲撃に、小狼は異世界を移動するときに出会った炎の巧断を発動する。戦っていたグループのリーダ浅黄笙悟は水の巧断を操り、小狼に戦いを挑もうとするが、警察が来たためその場を去った。
笙悟たちのグループは、弱いものには手を出さないみんなの憧れ、そう語るのは
正義。
 手に入れた羽根をサクラの元へ・・・羽根は吸い込まれサクラに溶け込むと、サクラの体はぬくもりを取り戻す。小狼の顔にも、少し笑みが戻る。
「やっとみつけたでぇ」背後から声が聞こえた。やって来た若い二人は、有栖川空汰と嵐と名乗る。空汰の下宿宿にお世話になることになった小狼たち。二人は空汰には次元の魔女侑子に貸しがあるらしい。
眠り続けるサクラ。少し顔色が良くなった、羽根のおかげだ。しかし、今後の羽根の行方に不安を持っている小狼に強い味方が!!それはモコナ、羽根の波動を感じ取り「めきょっ!」っとなる。さっきの戦いのときにもめきょっ!!となったというモコナ。その波動は近くにもう一つある羽根のものらしい。それに驚く小狼。すぐに思い出したのは笙悟。
 そんな話を聞いていた黒鋼は手伝うつもりはさらさらない様子。ファイは命にかかわらなければ手伝うと話す。
 部屋の電気を消し寝静まろうとしているとき、小狼、黒鋼は元いた世界でのことを思い出し思いにふけっていた・・・。黒鋼はいつの間にか夢とも現実ともわからない夢をみていたようだった。目の前には青い大きな竜が・・・。目が覚めると部屋には朝日が差し込み朝を迎えていた。
小狼たちは、異世界からの服装から目立たない服装へと着替え、町へ出ることに。モコナに羽根の波動を訪ねるも、全然感じない。そのとき、黒鋼が目にしたのは、制服を着た知世姫の姿が・・・慌てて追いかける黒鋼。
 置いてけぼりを食らった、小狼とファイ。探しても見つからなかったが、モコナに誘導されて訪れたのは、お好み焼き屋「星月」。早速中に入ると目の前にはお好み焼きを焼く、桃矢と雪兎の姿があった。二人は次元の魔女侑子が言ってたように、同じ姿をしていても全く違う生活をしていた・・・。
 一方、黒鋼は知世姫を見失う。そんな時、昨日会ったグループの一味が小狼を得るために攻撃を始めてきた。敵の巧断は刃物のようにあらゆるものを引き裂いていった。苦戦する黒鋼、しかし、決意を胸に秘めたとき、夢に見た青い竜が目の前に現れた。黒鋼にも巧断がついていたのだった。巧断は刀に変形し黒鋼の前に!!刀を手にとり敵の巧断を一気にぶった切った。
空汰の下宿宿に戻った小狼たち。灯りを消し静まり返っているとき、黒鋼は小狼に寝るように声を掛ける。皆が寝静まったとき、サクラは目覚めた。そして、小狼の寝顔をじっと眺めるのだった・・・。