トップページデータノート「XXXHOLiC」ストーリー紹介(コミック版)

第142話

『あたしの願い・・・ね』
四月一日とひまわりは昼休みお弁当を食べていた。
「最近ほんと暑いよねー。ほら蒲公英もぐったりしちゃって。」
「そんなひまわりちゃんにいちごシャーベットを作ってきました!」
四月一日が見せた筒の中には4面体のいちごシャーベットが入っていた。
ひまわりと蒲公英にあげようと筒を差し出すとするとひまわりの背後の壁に真っ黒い丸い穴があいていた。
どうやらひまわりには見えないらしい。
四月一日はその穴に近づいてみると穴から河童のような手がにゅっと伸びてきて筒を持っていかれた。
困惑していると今度はレジャーシートのひまわりが座っている右側に穴が開いて筒を持った手が出てきた。
四月一日がそれを受け取り、開けると大量の花が落ちてきた。
またシャーベットが食べられると目を輝かせていた蒲公英はがっくりしていた。
「きっとその花シャーベットのお礼なんだよ。ほんとに美味しかったし。四月一日くんも味見したでしょ?」
すると四月一日は表情が硬くなり「う・・・うん」とあいまいな返事をした。
すると蒲公英は花をやけ食いし始めた。