売られてない喧嘩、
涙目で買っちゃうんだね
四月一日は百目鬼と水飲み場で四月一日の夢の話をしていた。
そして朝、小羽と会って風船を渡したことを話した。
すると百目鬼は
「その風船、祖父さんに誰かに渡せって言われたのか」
と、言った。
四月一日は首を振る。
「それなら誰かに渡す必要なかったんじゃないのか」
「いいんだよ おれが渡したかったんだから」
四月一日は教室に向かう途中、誰かに背中をとんとたたかれる。
四月一日は振り向いた。それはひまわりだった。
四月一日は侑子・遥・小羽に言われたことを思い出し青ざめる。
そしてひまわり話しながらと教室に向かった。
四月一日は窓に肩がぶつかった。
その瞬間窓が外れ、四月一日は窓とともに落下してゆく。
「四月一日くん!」
地上には割れたガラスの破片と血が広がる…――――――