トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.172−崩れ始めた理

 一閃する小狼の蹴り。だがそれは星史郎の「スイッチ」を入れてしまった。小狼に教えた足技の原型は彼のもの。反撃の足技をいれるや、すかさず剣技で追い打ちをかける。さらには剣が八叉に分かれ、それぞれが生ある棘となって小狼の身を貫く。
 倒れる小狼。勝負は決したと、日本国を発とうとする星史郎。しかし、小狼は再び立ち上がる。そして、渾身の力を振り絞って、彼の魔法剣を解き放つ。
「雷帝招来!!」