トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.154−魔術師の帰還

 モコナとファイの移動魔法発動により、ついにやって来たセレス国。吹雪の先に見えるのは、かつてファイが居たルヴァル城である。幻の階段を越え、城内へと入る3人。だが、その瞬間『小狼』は尋常ならざる気配を感じる。
 累々と築かれた兵の骸の先にある玉座の間。ファイはそこに「さくらの躯がある」と確信していた。重い扉を開けたその部屋で彼らを待っていたのは…、予想通り覚醒したアシュラ王と、忘れ去りたい記憶の1ページから現れた「少年」の姿であった…。