トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.146 - 夢で視たもの

サクラは決意と自分の思いを胸にしまいこみ、小狼と機械人形の闘いに集中する。
機械人形の一方的ともいえる攻撃は、小狼を徹底的に痛めつけた。
小狼はサクラに目を閉じ勝つことだけを考えるよう指示した。心配するサクラであったが小狼の後ろ姿を見届けるかのようにそっと目を閉じる。
俊敏な動きに苦戦する小狼に、機械人形はその小さな手にエネルギーを集めたかと思うと、一気に小狼に向かって解き放った!空気がびりびりと振動し、フィールドまでも吹き飛んでしまうようなその力に観戦する者たちは驚きを隠せない。敵陣営ですら戸惑うほどのエネルギー・・・。
爆風が晴れると、そこには剣で攻撃を遮った小狼がいたが、立て続けに機械人形の攻撃を受けることに!
闘いの最中、ファイの心の奥深くに、チィからの声が届く・・・。時間のないこと、そしてアシュラ王とのこと・・・。
小狼は決着をつけることをサクラに伝え、大きなエネルギーをため始めていた機械人形へと激突していく!