トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.49 - 最後の敵

巨大なドラゴンのような鬼児と一緒に居た女性はなんと、「白詰草(クローバー)」の織葉だった。織葉は鬼児を演じる「生きた人物(プレイヤーキャラクター)」だったのだ。ゲームの内容を説明する織葉は千歳と同様、妖精遊園地(フェアリーパーク)のシステムを作った一人、そして、「イの一」の鬼児を倒せば「永遠の命を与える」というのは、制作者サイドから与えられる特権だったのだ・・・。

星史郎は永遠の命を与えるという織葉に聞く・・・「昴流ですか?」・・・。続けて、吸血鬼の双子についても問う。吸血鬼の伝説とは全く無関係だった。

星史郎は、羽根が原因で、ゲームの世界が現実化している事を告げ、その場を立ち去ろうとした。次の瞬間、小狼は羽根を求め星史郎を引き留める・・・。小狼は、未熟であることを自覚している、そして、ゲームの世界で星史郎に負けている、しかし、羽根を取り戻すため勝ち目は無いがわずかな可能性に賭け、星史郎に闘いを挑んだ・・・。
炎の剣は星史郎に避けられてしまった。星史郎は小狼に声をかけると同時に、自らの力で別世界へと旅立ってしまった・・・。悔しさをあらわにする小狼・・・。

そのとき、モコナも星史郎の使った魔法具の力に引きずられ、旅立ちの準備を始めた・・・。ファイの「この国とお別れ」という言葉に、その場に居た一同は驚きを隠せない。モコナに取り込まれる小狼たち。龍王に本当の名前を告白する小狼、次の出会えるかどうかは分
からない、お互いは強くなるためにあきらめないことを約束する・・・。

そして、小狼たちは桜都国から旅立った・・・。