トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.46 - 夢の世界

星史郎の一撃は小狼を貫いた!
貫かれた小狼の体が空気に溶け込む・・・。

「ビーッ!!ビーッ!!」と大きく鳴り響く警報音に小狼はハッとした。気がつくとそこは、卵の形をしたガラス張りの中に居た。ゲスト番号が読み上げられ「死亡」を告げられる・・・。状況がのみこめない。ガラスの外からノックをするファイ。
そう、ファイは死んでいなかった・・・。

ここは桜花国(エドニス国)にある、妖精遊園地(フェアリーパーク)の中だった。桜都国は現実には存在しない、仮想の世界だったのだ。先に仮想世界で「死亡」したファイが聞いて色々聞いてまわっていた。

しかし、小狼はこの国へ来たことを覚えていない・・・。
暗闇から、仮想世界「桜都国」のシステムを説明する声が聞こえてきた・・・。仮想世界は「夢卵(ドリームカプセル)」と呼ばれるシステムだった。
その時、小狼は頭に異変を感じた!!この国へ飛ばされた事を走馬燈のように思い出した。

小狼はふとした疑問を持ち始めた・・・。今、手にしているこの剣は?「桜都国」で手に入れた剣が何故現実の世界に?

暗闇からの声の主は、遊園地を作った人たちの一人「千歳」。「桜都国」で出会った干渉者の人の事を教えてほしい、そうしないと、「夢卵(ドリームカプセル)」のゲームがゲームで無くなってしまう事態になってしまうと告げられる・・・。