トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.28 − 二人の姫

翌朝、サクラの部屋へ行った小狼達。ノックをするも返事はない。部屋に入ると窓は開き、そこにサクラの姿は無かった。
突然、「よそ者を出せ!」と玄関先で町の人の大きな怒鳴り声が!どうやら、小狼達が疑われている。カイルは小狼達は外には出てないとかばうが、サクラが居ないことで不信感がさらに高まった。サクラが子供達を連れ去ったのだと・・・。
町の人たちは、ここぞとばかり小狼達を悪者のように攻めてきたが、そこは黒鋼が制した。
早速、小狼達はサクラの部屋から足取りを掴むべく推理を始めた。診療に出かけるカイルは町の人たちの行為を詫びる。
サクラを探すため、外へ出ると小狼達を待ちかまえてたかのように、町の人たちは詰め寄ってきた。すかさず小狼も町の事情を聞く。どうやら、町の周辺は捜索済み、城に行くには川に阻まれていて行くことが出来なかったらしい。
一方、サクラは薄暗い牢屋のような部屋で目をさます。立ち上がろうとした足には鎖がつながれ、バランスを崩し倒れてしまった。ふと人影に気づき振り返ると、そこにはお姫様の姿が!と思いきや、壁画だった。その時、足音に気づい窓の格子から外を見ると、誘拐された子供達がどこかへと歩いて行っていた・・・。