トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.23−霧の国

羽根を取り戻し再び旅立った小狼達は広大な湖の国にたどり着く。羽根を探す一行。黒剛とファイは濃くなる霧の中を少々不安げにさまよっているが、ムードメーカーモコナが一行を楽しませてくれる。そのとき背後に強烈な光が!一方、小狼はサクラに隠れるように指示し、単身湖の中へ。残されたサクラは不安からか、過去の記憶をかけらのように思い出していた。初めて小狼に出逢った記憶、楽しかった日々、しかしその中に小狼の姿を思い出せないでいた。湖底へと泳ぎ進む小狼もまた、サクラとの楽しかった日々を思い出していた。
湖底に近づいた小狼の眼前に広がる町。それは、ミニチュアのような町だった。そこへ突如、周囲を照らす巨大なマンボウが現れる。湖の中の町の太陽の役目をしているようだ。落ちてくる一枚のウロコ、とってみると両手で持たなければならないほどの大きさ。ふと以前父に教わった言葉が記憶をよぎった。手土産にウロコを持って地上に戻った小狼。そこへサクラの異変を伝えるモコナの姿が!