トップページデータノートストーリー紹介【ツバサ−RESERVoir CHRoNiCLE−】

Chapitre.10−羽根の行方

プリメーラの拡声器のような功断の攻撃で天空へと吹き飛ばされたかに見えたファイ。しかし、ファイはさらりとかわしていた。思いを言葉に、そして形ある文字へと変えて次々に放たれるプリメーラの攻撃。それをひょうひょうとかわすファイ。戦いを見て喜ぶモコナ。
功断を使っても身体は生身のまま。特級の功断を使った間髪いれぬプリメーラの攻撃をあっさりと流す姿を見て、黒鋼はファイの戦いに対する能力を垣間見る。
功断をスタンドマイク型に変え、より激しい攻撃に切り替えたプリメーラ。その攻撃を受けて木に落とされたファイだが、その次に放たれた文字の弾丸をつたい、見事プリメーラの間合いへと飛び込んだ!
負けを認めたくないプリメーラは勢いで中空に向けて「くやしい」と叫ぶ。その言葉が流れ弾となり、天守閣を破壊、とらわれのモコナと正義は宙に投げ出される。そこにエイの功断と共に現れたのは笙悟。クッションとなって正義の身を無事に助けることが出来たが、その瞬間にモコナの表情が「めきょっ」と変化した!


扉絵は月夜を背にした知世姫。
この話ではじめてファイの本性がちらりのぞけた気がします。(特に13ページ目の表情なんかは。)