[1220] 
コアラのマーチ  平成18年10月25日(水) 17時02分
まだやられてないみたいなんで・・スト紹、させていただきますね。
挫けても 倒れても きっと何度だって
立ち上がれる！
数々の変異種との戦いの末、サクラが入手した水の対価。それが侑子の手へと渡り、黒鋼が求めた真実が明らかになる。
今まで旅を阻み、裏で暗躍を続けた男「飛王・リード」。
彼の目的はサクラの記憶を奪うことではない。飛王の真の目的、それはサクラの羽を「飛び散らせる」事だった。
何のために？疑問を持つサクラ。
それは願いのため。
飛王の願いを叶えるには２つのものがいる。
１つは砂漠の遺跡。
２つは、サクラが旅をする事で得るであろう「経験」。
サクラの真の力、それは「経験」・・・次元、時には時空を越えてそれを身体に刻み込めるものだった。そして、その刻み込まれた経験こそが大いなる力。
力を求める飛王は、その計画に気付いていた『小狼』を攫い、ただ羽を一番に求める小狼を作った。
そして黒鋼の母親を殺し、国を滅ぼした。
全て計算されていたこと。黒鋼のその後の行動も。知世姫に異界に送り出されたのも。
知世に仕えたのは自分の意思。飛王の思惑ではない。そう言い張る黒鋼に、侑子は「知世姫もそれを信じている」と告げた。
そしてファイさえも・・。
薄暗い空間、嵌められた鉄格子。それに縋る、髪の長い、やつれた子供。
傷だらけの手で空を仰ぎ、ただ繰り返す。
「死にたい」「死にたい」と・・。
何かを思いつめるファイに、サクラはそっと触れた。
侑子はそれぞれの真実を語り、聞かせる。
あのモコナでさえ、飛王に対抗するための道具にすぎなかった。
父親の名を聞き、驚くサクラ。
サクラは力の器。そして、小狼、黒鋼、ファイはその器の守護者。
明かされた真実に閉口するしかない４人に、『小狼』だけは、侑子の元に居る、少年を想った。
四月一日君尋。
『小狼』と彼を思う者が対価を払い、現世に繋ぎとめた少年。
飛王の願いは語れない。それは世界の均衡に関わる、「干渉値」を越えるから。
しかし、飛王の願いは純粋なのかもしれない。
彼の願う「願い」は誰もが夢見る・・けど叶えられない夢。
このままでは世界の均衡は壊れる。均衡が壊れれば、世界は崩れるのみ。
だが、崩れる事にすら意味がある。
「すべてが必然だから」
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