四月一日たち4人と1匹は侑子の庭先で四月一日の誕生日会をしていた。
四月一日にひまわりはエプロン、百目鬼は割烹着をプレゼントした。
侑子は「お祝いしてあ・げ・て・るじゃない」と言ったので四月一日は言い返すと悲しい眼をして「あげられるものはそれだけだから・・・」と呟いた。
その夜四月一日は夢の中で遥にあった。
四月一日は今日の侑子が言ったことを遥に打ち明けた。
すると遥は「あの人が一番対価なしにあげられるのは気持ちだけって分かってるから・・・」と言い、蝶の夢を見た男は本当は蝶が見ている夢かもしれないと言う故事を話した。
そして「夢だとしてもそれが現実になるように夢を見ている。あの子も・・・」と言い、遥が指差す方を見ると、そこには目を閉じたサクラが浮いていた。